マヤ暦と四柱推命・九星気学・西洋占星術の関連と違い

□マヤ暦において基調になる数13と20、260

マヤ暦は13と言う数を機軸にしていることに特徴がある。
もう一つ、20と言う数とも関連する。それらの乗数である260のシンボルを持つのがマヤ暦である。
20と言う数は四柱推命などにおける10干の倍であり、日の10干との間に完全に連動するか、一定期間でズレが生じるのかは重要な研究課題である。

さて、13の一つ前には12と言う数である。東西の占術において頻出のこの数と10の干の最小公倍数が60となり、60干支(かんし)と言われる。
さらに、マヤ暦における260と60の最小公倍数は、780であり、2年強となる。
60と13でも最小公倍数は同一の780である。

追記:もう一つ、方位において重要な体系として九星がある。これはそのまま9と言う数に根差し、十二支とで36と言う最小公倍数を形成する。9と13なら117と言う最小公倍数が得られる。これらに陰陽や3ドーシャ、4大、5行、6星、7惑星、8卦、9星、といった世界的な数に紐づいたシンボルから、より豊な魔術的アルファベッドは西洋カバラに追記される。

□マヤ暦が支配するレイヤー層は?

占いにおいてよく言われることは、四柱推命も西洋占星術でも、不思議なことにだいたい占断結果は一致すると言うことである。
この極めて妥当と思われる仮説は、研究が進むほどにそうでも無いことが明らかになる。
現時点での考えとしては、占星術と四柱推命では扱うレイヤーが異なり、そこから見える財・官による異性接触における性格や、吉・凶時期と言うのも、また別レイヤーのものだと感じる。
しかし、占術の初学者たちは東西の占術の王とされる(かいかぶりすぎな気がするが)四柱推命と占星術において、その両者への信用によるバイアスから、両者が一致すると思い込むだけと考えられる。
なんせ、四柱推命の解釈など、どうしようもなくオプチャで議論されるレベルなのであるし、占星術における吉凶でさえ、それは家庭環境の優劣でその吉凶は相関するのである。

いささか話がずれたようだ。占星術におけるレイヤーと、四柱推命におけるレイヤーは異なる。どちらがどうどは言い難い。
土星や冥王星により重苦しい影響や、木星や金星による一時的な高揚、月がアスペクトすることによる日々の雰囲気の違いはすでによく把握されている。また、Asc-DC間の支配星と、そのアスペクトによる時間ごとの雰囲気も把握されている。
四柱推命における日々の干支の巡りによるその日の雰囲気、時間ごとの干支のその日の日干との干合、月の干支、年の干支。また、それより大きな周期も算命などには伝わっているようだ。

まだ話は戻っていない、マヤ暦の13と言う周期は、周期と言う意味では四柱推命に近いが、それらが基調にする12と根本的に異なる。
13は素数なのだ。13は伝統的な数秘学的にも12を超える数であり、その理解を深めることは、人の世界に対する理解が次の段階に進むことを意味する。

仮に、四柱推命のレイヤーを日々の生活に連動する地に足のついた部分とし、占星術のレイヤーをそれより上のアストラルなものだと仮定して、マヤ暦のレイヤーはどのようなものだと言語化することができるだろうか。

(ちなみに、九星気学の体系では干支と合わせ、十干ー九星ー十二支 を 天ー人ー地 にあてたりするが、カバラに取り込むためにはより考察が必要そうだ)

□有益な仮説とその意義

一つ、有益な仮説としては、マヤ暦は”ミッション”を表すレイヤーだと言うことである。ミッションは重要である。九星や奇門遁甲で悪い方位を取ったとしても、悟りや確信・信仰といったレベルが高ければ、どんなに悪い方位を取ったところで関係がないように感じる。

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